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ヴィルヘルム・バックハウス ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番、シューマン:ピアノ協奏 SACD Hybrid

Precio: ¥5,677

Vendedor: タワーレコード Yahoo!店

Condición: new

Disponibilidad: instock

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商品の情報
発売日2024年10月30日
ジャンルCLASSICAL
フォーマットSACD Hybrid
構成数2
製造国国内盤
レーベルTOWER RECORDS UNIVERSAL VINTAGE SA-CD COLLECTION
SKU4988031666333
規格品番PROC-2415

商品の紹介
<バックハウス生誕140年・没後55年企画>
ベーム&VPOとの超名盤ブラームスに加え、2曲の協奏曲とピアノ作品集を2枚組に集成。今回の発売のために本国のオリジナル・アナログ・マスターテープより最新復刻!DISC2は世界初SA-CD化!

バックハウスとベームによる1967年収録の超名盤、ブラームスのピアノ協奏曲第2番と中心に、同じくベーム&ウィーン・フィルとの共演である1955年のステレオ録音であるモーツァルトのピアノ協奏曲第27番と、DISC2にはヴァントとウィーン・フィル唯一のセッション録音である1960年収録のシューマンのピアノ協奏曲という、バックハウスがデッカに残したベートーヴェン以外の全ステレオ収録によるピアノ協奏曲に加え、DISC2の余白にはブラームスの《6つのピアノ小品》Op.118を含むブラームスのピアノ作品のオリジナル・アルバム全曲を加え、2枚組に集成しました。DISC1は以前市販でSA-CDとしてリリースされていますが、DISC2は初のSA-CD化となる音源です。

ヴィルヘルム・バックハウス(1884〜1969)がベーム&ウィーン・フィルと録音したブラームス(1833〜1897)のピアノ協奏曲第2番は極めつけの名盤として知られています。この名盤が生まれた背景の一つに、バックハウスが少年時代にブラームスの演奏を直接聴いていたことが挙げられます。1895年、11歳のバックハウスは、リストの弟子であるオイゲン・ダルベール(1864〜1932)のピアノ、ブラームスの指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の演奏でブラームスのピアノ協奏曲2曲を聴いています。このとき、バックハウスはブラームスと面会し、ブラームスは彼にチョコレートを贈り、ピアノ協奏曲第2番の終楽章の一節をバックハウス家のサイン帳に記しています。その後、バックハウスは1900年にプロのピアニストとしてデビュー。19歳のとき、大指揮者のハンス・リヒター(1843〜1916)とブラームスのピアノ協奏曲第2番を共演しました。リヒターは1881年12月26日、ブラームスをソリストに同曲のウィーン初演をウィーン・フィルとともに行った指揮者でした。つまりバックハウスはブラームス時代の音や演奏を知っていた訳で、その伝統を受け継いだ演奏が1967年に美しいステレオ録音で録られた意義は計り知れないものがあります。また、ウィーン・フィルも上記したようにピアニスト・ブラームスと共演してこの作品を演奏、ハンス・リヒター指揮でブラームスの交響曲第2番、第3番、悲劇的序曲を世界初演したほか、「ブラームスの作曲した時代の響き」(ゲアハルト・ヘッツェル)をとどめていることを誇りとするオーケストラです。あらためて、永久不滅の価値をもつ名盤と言えるでしょう。

バックハウスのレパートリーの中心はベートーヴェン、次いでブラームスでしたが、モーツァルトでも、さり気ない、端然とした造形の中で、リズムとタッチの魅惑と深い内容を宿した名演をいくつか残しています。ここに収められたピアノ協奏曲第27番はモーツァルトの生誕200年に合わせて、その前年の1955年にステレオで収録されました。バックハウスの内面に深く沈潜した演奏は、モーツァルト最晩年の第27番の清浄な音楽世界にぴったりで、音楽評論家、リスナー双方からブラームスの第2番と同様の高い評価を受けてきたのはご承知の通りです。
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タワーレコード(2024/09/26)
1960年録音のシューマンのピアノ協奏曲には面白い逸話が残っています。指揮者のギュンター・ヴァント(1912〜2002)はこの時、ウィーン・フィルと初顔合わせでしたが、曖昧だった付点音符のリズムを正そうとしたところ、コンサートマスターのウィリー・ボスコフスキーに「そんなスミをほじくるの僕らは好きじゃない」と言われてしまうのです。ヴァントは「指揮を預かる限り、譲らない!」となり、良い関係は生まれませんでした。「バックハウスのピアノは素晴らしかった。きちんとした、品のある音楽。で、グリーグと併せるのはもったいない気がした」ヴァントは、バックハウスに次に予定されたグリーグの録音をキャンセルすることを提案、バックハウスもこれに同意し、グリーグの録音は流れてしまいました(以上、レコード芸術1998年9月号、前田昭雄氏によるインタビューより)。困ったデッカは、当初シューマンのみを25センチLPでリリース、その後30センチ盤が一般的になると、裏面に日米ではシューマンの《森の情景》を、ドイツではブラームスの《6つのピアノ小品》Op.118を組み合わせて発売しました。ここでは、1956年にバックハウスがステレオ録音した《6つのピアの小品》を含むブラームスのピアノ曲、全12トラックをカップリングしました。作品、演奏、録音、あらゆる意味でシューマンの名演と組み合わされるのに相応しい、味わい深い音楽をお楽しみいただけると思います。

今回の復刻では本国オリジナルのアナログ・マスターテープに遡り、新規で高音質のデジタル化を行いました。今回に限らず最上位のフラットマスターを使用したため、非常に優秀なプレゼンスを得ることができています。質感や各定位が驚くほど明瞭・明確になり、DSD化の恩恵も加わったこれまでにない優秀な音質を再現。制作するにあたり、英国のClassic Sound社でかつてのDECCAのエンジニアの手によって、本国のオリジナル・アナログ・マスターテープの物理的なメンテナンスと修復を行った上でダイレクトにDSD変換を行い、このシリーズ用に綿密な工程で時間をかけてマスタリング作業を行いました。SA-CD層では、高精細なマスターサウンドをお楽しみいただけます。CD層も最新のデジタル化とマスタリングを施していますので、従来盤の音質とは一線を画しています。今回のリリースでは新規の序文解説を掲載しました。また、解説書内には他のオリジナル・ジャケット・デザインもカラーで入っています。今回の「ヴィンテージSA-CDコレクション」第36弾は、計3タイトルを発売いたします。
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タワーレコード(2024/09/26)

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