この商品について |
ABOUT BECKMAN FLATBOX 1905年にレッド・ウィング社を創業したチャールズ・ベックマンにちなんで名付けられた「ベックマンブーツ」は、社の創業期より存在したラウンドトゥのブーツを、今日の素材で再現したものです。 自動車がまだ普及しておらず道路の舗装が未発達であった当時、道端の土埃や泥から足を守ることができる6インチ丈のブーツは、オックススフォード(短靴)以上に日常的な靴として広く履かれていました。そして、その多くは、「先芯」を入れない「フラットボックス」仕様でつくられていました。「先芯」とは靴のつま先に、その形を維持するため入れる硬い部材ですが、これを入れない靴は、つま先まで柔らかく非常に履きやすいものだったのです。 ベックマン「フラットボックス」は、この当時の先芯を入れない6インチブーツを再現したものです。ベックマンと同じデザインのアッパー(靴の甲部)を、同じ「8番」ラスト(木型)を使用してつくったものです。先芯を入れる普通のブーツではつま先部分は形状が変わらない分、革が馴染む事はなくソールの反りもありませんが、「フラットボックス」仕様では先芯で固定されていないつま先の革は足に合わせて馴染み、ソールも自在に反るため通常のブーツにはない快適な履き心地となります。革の馴染みと共につま先が平たく沈んできて、独特の形状になっていきます。20世紀初頭〜前半のアメリカのブーツによく見られたスタイルで、履き心地と共にこうした経年変化もこの「フラットボックス」の魅力です。 「フラットボックス」仕様のブーツは1960年代前半までよく見られました。その当時は#877のような先芯を入れる設計のブーツが「フラットボックス」仕様でつくられる事もよくあり、その履き心地を求める顧客からの特別な要望を受けてレッド・ウィング社が特別に仕様を変えてつくっていたようです。 ソールはミッドソールを使わないシングルソール仕様のグロコード・メダリオン・ソールとすることで柔らかなソールの反りを実現し、このブーツの特長である履き心地の良さを高めています。 この#9060のレザーであるブラック・クロンダイクは、ブラウンに染めたレザーに黒い塗膜をのせた、いわゆる「茶芯」のレザーです。かつて一般的であったブラックレザーを再現したものでもあります。履いていくうちに、キズや摩擦の多い部分から黒い塗膜の下の茶色の芯地が見えるという独特の経年変化を楽しめるレザーです。 |
アッパー素材 |
レザー:ブラック「クロンダイク」 |
底材 |
グロコード・メダリオン |
カラー |
BLACK(9060) |
サイズ |
US6.0(約24.0cm)〜US11.0(約29.0cm)/D(サイズの目安) |
製法 |
グッドイヤーウエルト |
ラスト(木型) |
8番 |
原産国 |
Made in USA |
HOW TO CARE |
ブラック・クロンダイクは銀面(革の表面)の塗膜により、オイルが乾きにくいレザーです。その分、頻繁なオイル補給は必要ありませんが、時々ほんの少量の「ミンクオイル」または「オールナチュラル・レザーコンディショナー」を布につけて革をこするようにする事で、クリーニングと適量のオイル補給を同時に行う事ができます(オイルには汚れを溶かす性質があるためです)。 またこのレザーは、その塗膜のため、クリームで磨くことで艶を増す事ができます。キズなどをカバーし、補色をしながらの磨きには「ブーツクリーム/ブラック」もお使いいただけますが、茶芯レザーでもあり、キズや塗膜の擦れが味わいとなるタイプのレザーです。そうした経年変化を楽しみつつ艶をだすためには、補色せずに艶が出せる「ブーツクリーム/ニュートラル(無色)」が適しています。コーヒー豆数粒程度の量のブーツクリームを全体に塗布したのち、柔らかい布やブラシで磨いてください。 日頃のこまめなブラッシングもブーツの汚れやカビを防ぐのに有効です。ホコリをかき出す効果の高い長めのホースヘア製のレッド・ウィング「ブラシ」をお使いください。 |
ブランドについて |
RED WING SHOES(レッド・ウィング) 1905年に創業したレッド・ウィング社は、創業間もない時期より6インチ丈のラウンドトゥのブーツを、ベーシックなワークブーツとして製造していました。この6インチ丈のラウンドトゥのブーツが、長い歴史の中で進化を遂げたものが、クラシックワーク・ラウンドトゥです。 まず1940年代後半に、それまでくるぶしの両側の二枚の革をカカト部分で縫い合わせていたものを、くるぶしをカカト側から柔らかく包み込む一枚革としたシームレスバックとし、足当りが柔らかで軽快なつくりとしました。 1953年にはソールに、その前年にレッド・ウィング社が初めて男性用のワーク・ハンティングブーツに取り入れて大きな反響を呼んでいた、白く底が平らでクッション性に富むトラクショントレッド・ソールを用いたものが発売となりました。 どんな路面でも履きやすく疲れにくいこのブーツ#766は、その後アメリカで長い間販売されていましたが、1984年に終売となってしまいます。日本市場では、この#766をベースとした#8165や#8166、#8167が1980年代より販売されており、定番スタイルとなっています。 |
※天然皮革の特徴をご了承ください |
牛や馬、豚等の動物の皮に「なめし」などの工程を加えたものが天然皮革(本革)です。 動物には、個体差が必ずあり、原料となる皮が天然のため、同じ種類の動物から、血スジ(血管の痕)やシワ、傷、虫刺され痕に至るまで、個体で全てが異なり、一見すると傷や皺や色ムラに見える革も、不良品ではなく“天然皮革の趣”として捉えられています。 本革の靴も同様に、一つ一つ“趣”が異なりますので、予め天然皮革の特徴としてご理解ください。 また、一枚の皮から製造できる数量が限られますので、同じ商品でもサイズ別に多少の濃淡(染具合いが異なる)場合がございます。 |
大きさ・重さの参考値(実測) |
26.0cmで計測 最大全長:約29.5cm 最大幅 :約10.5cm 中敷全長:約27.0cm 最大筒丈:約13.5cm ヒール高:約2.5cm 片足重量:約690グラム |
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発送前の取り組みと在庫について |
実店舗でも展示・販売しているため、稀に履きジワや多少の汚れ等がある場合がございますが、ご注文いただきました商品につきましては、全商品に対して可能な限りのメンテナンスをいたしまして発送いたします。 また、検品をなるべく厳にしているため、新品でも商品に不具合がある在庫が発見される場合がございます。その場合、メーカー取り寄せによる後日出荷、またはメーカー欠品の場合には、お届けできない場合がございますので、予めご了承ください。 また、自動在庫変動システムの都合上、在庫更新の遅れにより、売り切れている場合がございます。 ※パソコンの環境によっては写真の色味が実際の商品と少し異なる場合がございます。 ※予告なく、メーカーの仕様変更がある場合もございます。予め、ご了承ください。 |
Metodos de pagos
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