こちらは「アンパンマン」で世界的にも知られる、やなせたかし先生のブレイク前の貴重な原画「みどりの放送室」です。婦人生活7月号ー1950年代～1960年初頭あたり。3作品。
65年以上前のものとしては良好な方です。恐らく1950年代の作品。
やなせたかし先生は極めて遅いブレイクで、絵本で「アンパンマン」が売れたのは70年代で実際に大ブレイクしたのはアニメ化以降で70歳になってました。異例の大ブレイクでした。そのため、売れたのは25年弱という94歳まで生きた割には大半は苦労して過ごしました。
大金手にするようになったのはキャラクターグッズなどが売れて以降で、既に初老を過ぎており、戦争中に弟を失ったことや、家族が自分よりも皆早く死んでしまい（妻も20年以上前に他界）、みなを勇気づけることで元気もらってました。まだ売れてなかった頃で、彼らしい温かみある作品です。今では貴重な1枚です（絵本を本格的に描く前の挿絵を主体にしていた時期のもの）。
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（2023年 12月 28日 21時 52分 追加）
ちなみに再来年の朝ドラの主人公は、なんと、やなせたかし先生ですのでタイムリーなものです。
